2022/10/20 17:15



潮の香りが漂う神奈川県茅ヶ崎で生まれ、
兄はスタイリストのアシスタントや音楽レーベルでのアルバイト、
妹はアメリカやスペインへの留学など、一度は互いの道へと進んだ兄妹。
再び故郷へ戻り、キャラクターデザイナーとヨガインストラクターを生業にする
ふたりの人生設計をインタビューした。

おふたりの経歴を教えてください。

Ryu: 2014年からキャラクターデザイナーとして活動しはじめて、
今までアパレルのコラボレーションやロゴ制作、
ウォールアートの製作依頼など、アート全域で活動しています。
デザイナーになるきっかけというのは、昔から絵を描くことに興味がありましたが、
当初は絵描きを生業としていこうとは思っていなく、趣味として割り切っていました。

ですが、2015年まで某スタイリストのアシスタント業や、
音楽レーベルでのアルバイトを経験していくなかで、常にデザインをしたいと思うように。
これまでの経験などから見ても、
「自分は日本社会のシステムにはフィットしなさそうだな……」と思ったので、
人生を楽しんでやろうという自らの意思を優先して、
アルバイトの傍ら茅ヶ崎で本格的にアーティスト活動を始動しました。

すぐに仕事へと繋がったわけではありませんが、横の繋がりや日々の出会いを大事にしながら、
初対面でも自らの特技をプレゼンして、実際にお仕事をいただいたりしていました。
自分のなかではゼロからのスタートでしたし、誰もが羨むような美大を出たワケでもない、
時にはその部分を短所に思うときもありましたが、自分は画廊に入って絵を発表するよりも、
カジュアルテイストなアートを描いてそこに共感してもらう人を探すほうが、
自分のスタイルに合っていると感じ、茅ヶ崎からまずは知名度を広げていこうと。

Saori:ヨガのインストラクターとデトックスコーチを兼業しつつ、
ヘルスケアやウェルネスを全般的に仕事としています。
カナダで高校・大学時代を過ごし、その時の単身生活で言語や文化の違いなどの壁にぶつかって、
マインドを整えていくことに魅力を感じ、目覚め、極めたいと思ってヨガを学び始めました。
カナダでインストラクターの資格を取得し、ニューヨークに行ったり、
色んなヨガのスタイルを肌で感じて日本に帰ってきました。
今は、主にデトックスコーチとして活動していますが、外見のアプローチとしてヨガをやりたい方にはレッスンを提供しています。



ビーチストーンやプラスチックを用いたアート作品をよく拝見しますが、
自然に対する思い、地元の茅ヶ崎を活動拠点とする理由を教えてください。

Ryu: 小さいころから海がある環境で育って、特別恵まれているなー、
と思ったこともなく、当たり前のように身近に海がありました。
幼い時は、土日に家族で海にピクニックをしに行ったりと思い出はたくさんありますが、
社会人になって東京へ通勤するようになって、初めて海の大切さを知りました。
絵描きとして活動していくと決めたとき、地元・茅ヶ崎に近づくにつれて潮風を感じたり、
スローライフを送る人たちを見て、もう東京行かなくていいんだという解放感を感じました。
こんな生活ができていることは当たり前ではないんだと、
茅ヶ崎にいれることに感謝しています。

海が身近な環境は大事にしていかないとと思います。
環境に関しては、実際自分もプラスチックを使っていますが無くすことはできないうえで、
どうやって地球に対してできるかを考えると、
ごみの分別など今できる小さなことをコツコツとやってしていくしかない。
アート作品を通して、プラスチック問題を伝えていくなかで、
少しでも気持ちが変わってもらえたら嬉しいです!


スノーボードやサーフィンなど、自然のなかでアクティビティを楽しんでいる印象ですが、
自然に対する想いや海が近い茅ヶ崎で育ったことへの想いがあれば教えてください。

Ryu:今となっては都内に行く機会も多いですが、いつも自然や日の出を見ると地球を感じます。
数年、数十年先もこの美しい景観を守っていきたいですし、
自分の意識をかえてプラスチックの分別をするなど、
なるべく周りも巻き込んだ運動になればと思います。



絵を描いたり、ヨガをする際に心がけていること、
集中力を高めたり想像力を培うのに工夫していることはありますか?

Ryu:コロナ禍ということもあり、家での作業が多いので、
気分転換のためにも音楽をかけています。
そして、部屋も常にきれいにしています。
そうすることで自ずと集中できる環境が整っていますね。
日本の歌手だと、Sweet William(スウィート・ウィリアム)を聴くことが多いですね。
ビートに気持ちが乗ってこないと、集中できないので、
自分の好きなものに囲まれ、ひと息つくときはTABLETZを食べるようにしています。

Saori:ヨガ前のルーティンは瞑想ですね。
意識したり、かしこまるとできないので、
気持ちが乗ってきたときに目を瞑って呼吸を整えるようにしています。
昔から海にはよく行くので、太陽の光と風を感じているときに
瞑想すると良いアイデアが浮かんできたりしますね。



作品を拝見できるスペース(展示会場)はありますか?

Ryu: Biople(ビープル)の七里ガ浜店や全国のRodeo Crowns(ロデオクラウンズ)に
足を運んでいただければ、僕の作品を観ていただけます!



お二人は海外に行かれる機会も多かったと思うのですが、
旅先でCBDを目にしたことはありますか?

Saori: アメリカ・ロサンゼルスのおしゃれなショップで初めてCBDを目にしましたね。
最初、スーパーのサプリメントコーナーに陳列されていて、
「なにこれ?」と思いましたが、それがいわゆるグミタイプのCBDでした。



CBDをどのようなシーンに取り入れていますか?
TABLETZの感想も含めて教えてください。

Ryu:寝る前が多いですね。
不眠症気味で必ず夜中に起きてしまう傾向があったのですが、
TABLETZを飲むようになってからは、
朝までしっかりと睡眠を取れるようになりました。

Saori:私もRyuと同じで、寝る前によく食べてます。
寝付きも寝起きもいいし、気分が落ち着きますね。
サウナで言う、整うって感じです。
時間をかけて飲み込むようになってから効果をしっかりと実感できるようになりましたし、
ベリー味がお気に入りですね!  



おふたりの今後の目標や、ビジョンなどがあれば教えてください。

Ryu:今後の目標は目の前の作品を正確でしっかりやり遂げること。
直近では、5月21日(土)~29日(日)に湘南藤沢の「8hotel chigasaki」で
個展を行うので、どういう作品をどう見せるのか構想を立てています。
個展以外では、シルクスクリーン手法を研究していますね。
最近では、NFTにも興味が出てきて、作品を色々な方々に知ってもらい、
デジタルの可能性を感じているので、そのあたりも深堀していきたい。  
茅ヶ崎にギャラリー併設のショップも検討しています。
あとは、Rodeo Crownsとのコラボレーションも決定しているので、
全力で進めるだけです!

Saori:あらゆる人たちのサポーターとしてありたいビジョンがあるので、
このストレス社会を生き抜くための、
ボディメイクとマインドもヘルシーに変えていきたいです。
現代人のポテンシャルは高いので、みんなが自分らしくいられるような
環境や世界を作っていきたいなと思っています。



PROFILE

Ryu Ambe

1989年6月生まれ。ポップ、キュート、シニカルをキーワードに、オリジナリティ溢れる色彩感覚とキャラクターデザインで、これまで数々のアパレルブランドや音楽フェスなどとコラボーレーション、ときには街中やホテルの壁画、ショップのウィンドウ、また平面的な素材ばかりでなく、ビン、ビーチストーン、流木など、立体作品を発表し続けている。

Instagram:  @ryuambe

Saori Ambe

Ryuの兄妹。カナダやスペイン留学の経験などもあり、英語・スペイン語・日本語の3カ国語を操る美人ヨガインストラクター。元ミスユニバースファイナリストという経歴も持ち、現在ではヨガ、サーフィン、スノーボード、デトックスや自然療法、アーユルヴェーダなど、趣味の枠を飛び越え数多くのアクティビティスポーツに精通している。


Photo by Sohei Takahashi @miles_beach